WordPressでもHTMLベタ書きでも、タグの説明のためにタグを書きたい時には困ります。
なにしろ、普通にタグを書くと、表示されずにタグとして働いてしまうのですから。
今日は、タグをそのまま表示する方法を紹介します。
HTMLエスケープ
例えば、<br />と表示させたい時に、そのまま<br />と書いてしまうと、その場所でbrタグが働いて改行されてしまいます。
そこで、「ここには不等号や空白を表示するのだ」とブラウザに指示する必要があります。
それが、HTMLエスケープです。
例えばこのようなものがあります。
こう書くと | こう表示 |
---|---|
< | < |
& | & |
> | > |
" | " |
| 半角空白1文字 |
基本的にはこれだけあればHTMLのタグ記述は問題ないはずです。
特殊文字いろいろ
これ以外にもHTML4.01ではいろいろな特殊文字が定義されています(OSやブラウザによっては表示できないことがあります)。
こう書くか | またはこう書くと | こう表示 |
---|---|---|
© |   | © |
÷ | ÷ | ÷ |
≠ | ≠ | ≠ |
≤ | ≤ | ≤ |
≥ | ≥ | ≥ |
π | π | π |
♠ | ♠ | ♠ |
♣ | ♣ | ♣ |
♥ | ♥ | ♥ |
♦ | ♦ | ♦ |
まあ、これらは普通に漢字変換で入力できるものもあるんですけどね。
そして、もう一つ。
WP-Cycleの紹介記事でWordPressのショートコード[wp_cycle]
の事を書きました。
普通に[wp_cycle]
と書くとその場所にはスライドショーが表示されてしまいます。
しかし[や]は特殊文字として扱っている書籍が少なく(手元のHTML辞典にも載っていません)、少し悩みました。が、実は・・・
こう書くと | こう表示 |
---|---|
[ | [ |
] | ] |
古くからコンピュータの世界にいる人やプログラム経験のある方はASCIIコードをご存知と思います。
実は、&#(ASCIIコード番号10進表記); または &#x(ASCIIコード16進表記); でASCII文字を表示できるのです。
全ての文字の表記方法は「特殊文字リファレンス」(HTMLクイックリファレンス)などをごらんください。